【マルタ旅行】モデルルートと物価・治安!女子一人旅もOK?英語は通じる?
地中海の真ん中に浮かぶ小さな島国マルタは、治安が良く、歴史とリゾートが融合した人気の旅行先です。特に女子一人旅でも安心して楽しめる点が高く評価されています。また、来年から始まるマルタワーホリ(ワーキングホリデー)も注目されており、英語を学びながらヨーロッパ生活を体験できる国として人気が急上昇しています。本記事では、マルタ旅行のモデルルート、物価の目安、そして言語事情(マルタ語・英語)まで、初めての方にも分かりやすく解説します。
マルタ旅行のモデルルート【3日間プラン】
マルタは小さな国なので、短期間でも多くの名所を効率良く回ることができます。女子一人旅におすすめの3日間モデルルートを紹介します。
1日目:首都バレッタとスリーマ、海辺カフェでマルタグルメを満喫

午前は世界遺産のバレッタ旧市街へ。聖ヨハネ大聖堂の金色に輝くバロック装飾と、アッパー・バラッカ・ガーデンズから見下ろすグランドハーバーの絶景はマルタ旅行の定番です。少し足を延ばして、観光客が少ないローワー・バラッカ・ガーデンズへも。アッパーとは違い、静かな港風景とベンチで休むローカルの人々が見られます。
ランチは共和国通りにあるカフェやレストランで、マルタ名物のカルパッチョやトリュフパスタを堪能してみましょう。地中海で獲れた新鮮な魚介を使った海鮮パスタも絶品です。食後はカフェのテラス席でジェラートを味わいながら、石造りの街並みを眺める時間が最高の贅沢です。
午後はフェリーで対岸のスリーマへ渡り、プロムナード沿いをゆったり散歩。透き通る青い海と黄金色の建物が並ぶ風景は、マルタでの旅行中でもっともフォトジェニックなスポットのひとつ。カフェやブティックも多く、女子一人旅でも安心して過ごせます。
2日目:イムディーナとディングリ断崖、日曜はマルサシュロックの漁師市へ

午前は古都イムディーナへ。「静寂の町」と呼ばれるこの場所は、狭い石畳の路地に中世の建築が並び、まるで時間が止まったよう。馬車が行き交う穏やかな音と、淡い黄金色の街並みが印象的です。カフェでマルタ語の挨拶「グラッツィ!(ありがとう)」を交わしてみましょう。
日曜日に訪れるなら、午前中にマルサシュロック(Marsaxlokk)の漁師市にも立ち寄るのがおすすめです。色とりどりのルッツ(伝統的な木造ボート)が並び、港沿いには新鮮な魚介を使った屋台やレストランがずらり。ローカルの人々が食べる魚のカルパッチョやグリルしたイカは絶品です。

午後はマルタ島西部のディングリ断崖(Dingli Cliffs)へ。海抜250メートルの断崖から眺める夕焼けは息をのむ美しさ。風が心地よく、女子一人でも安心して立ち寄れる人気スポットです。日没時にオレンジ色に染まる海と空は、マルタ旅行のハイライトになるでしょう。
3日目:ゴゾ島とブルーラグーン、そしてポパイビレッジへ

最終日はフェリーでゴゾ島(Gozo)へ日帰り旅行。島の中心部ヴィクトリアにあるチタデル(Citadel)では、マルタ本島とは違う穏やかな時間が流れます。丘の上からはゴゾ全土が見渡せ、歴史を感じる要塞跡が続きます。
昼食は港町ムジャール(Mgarr)やマルサルフォーン(Marsalforn)の海辺レストランで。新鮮なエビを使った海鮮パスタや、トリュフの香り豊かなリゾットが人気です。
午後はフェリーで近くのコミノ島(Comino)へ。世界的に有名なブルーラグーンの透明な海で泳ぐのもよし、クルーズ船から写真を撮るのもおすすめ。時間に余裕があれば、帰り道でポパイビレッジ(Popeye Village)にも立ち寄ってみましょう。カラフルな木造の家々が並ぶ映画のセット村で、写真映え抜群の観光名所です。
夜は再びバレッタに戻り、海沿いのレストランで旅の締めくくりを。前菜にカルパッチョ、メインに海鮮パスタ、デザートにジェラートと、地中海の味を最後まで楽しみましょう。
マルタの物価はどのくらい?【予算目安】

マルタの物価はヨーロッパの中では中程度ですが、日本よりやや高めの印象です。
・朝食:カフェの軽食で€5〜7
・ランチ:カジュアルレストランで€10〜15
・ディナー:レストランで€20〜30
・バス1回乗車:€2.50(2時間有効)
節約派の女子一人旅なら、1日あたりの予算は€60〜80が目安。スーパーマーケットやローカルのベーカリーを利用すれば、食費を抑えながらおしゃれな旅を楽しめます。宿泊はドミトリータイプのホステルで€25〜40、ミドルクラスのホテルで€80前後です。
マルタ旅行では物価がエリアによっても違い、観光地の中心部ほど高め。スリーマやセントジュリアンズはカフェ代が少し上がりますが、バレッタの裏通りやゴゾ島では比較的安く過ごせます。
女子一人旅でも安心?マルタの治安と過ごし方
マルタはヨーロッパの中でも特に治安が良い国のひとつ。夜遅くまで街歩きをしても大きな危険はほとんどありません。
・夜の一人歩きは、人通りの多い通りを選ぶ
・荷物は前に抱える形で持つ
・バスの時刻表を事前にチェック
これらの基本を守れば、女子一人旅でも安心して楽しめます。現地の人は親切でフレンドリー。道に迷ったときも英語で聞けば丁寧に教えてくれます。マルタへの旅行では、親しみやすい国民性が心強い味方になるでしょう。
英語は通じる?マルタ語と英語の使い分け
マルタの公用語はマルタ語と英語の2つ。日常生活ではほとんどの人が英語を話します。観光地、ホテル、レストラン、バス停の案内もすべて英語表記なので、英語だけで十分に過ごせます。
マルタ語はアラビア語とイタリア語が混ざった独特の言語ですが、簡単な挨拶を覚えておくと印象が良くなります。
・おはよう:ボンジョールノ
・ありがとう:グラッツェ
・さようなら:チャオ
マルタ語と英語の両方が併記された標識も多く、女子一人旅でも迷う心配はありません。英語での会話力を磨く目的でマルタへ旅行する学生も多いほどです。
まとめ
マルタ旅行は、歴史・自然・安全性のバランスが取れた理想的な女子一人旅の目的地です。英語が通じ、マルタ語の挨拶で交流が生まれ、物価もコントロールしやすい。3日あれば、バレッタの街歩きからゴゾ島の青い海まで満喫できます。
マルタでの旅行は、言語・文化・景色すべてがフォトジェニック。次の休暇にはぜひ一人で、地中海の風を感じに出かけてみてください。
マルタへの旅行は、短期でも「非日常感」をしっかり味わえる貴重な旅先。英語で話しかけてくれる人が多く、女性の一人行動でも安心です。海辺のカフェで過ごす朝の時間が、きっと忘れられない旅の記憶になるでしょう。


